本学は、その前身である東京工科学校の開学から100年以上の時を経て、広大なキャンパスに数千人の学生が集う大学へと大きく発展しました。その間、工学への探求心は有形無形の財産として脈々と受け継がれ、今も進化し続けています。
敷地内を散策すれば、他では見られないような教育・研究施設を随所に見つけられます。ずらりと機械が並んだ実験室や研究センターは圧巻です。技術力・研究力育成に対する情熱が伝わってくるでしょう。
教職員は、本学の教育について熱く語ります。なぜなら、カレッジマイスタープログラムなどの独自の教育システムをいくつも開発し、成果をあげていることに自信があるからです。
学内のアンケートでは、多くの学生と教員が「学生と教員の距離が近い」と答えています。互いが身近な存在であると言い合える大学が世の中にどれくらいあるでしょう?
私たちが、これまでに大切にしてきたこと、素晴らしい財産を持っていることを、外の世界にもきちんと伝えて共有したい。そう感じたとき、生まれた合言葉が、“We do have!” でした。
真ん中にある“do”は、私たちの“本気”を表しています。
このサイトをご覧いただいた皆様のもとに、私たちの思いが届くことを心から願っています。
技術で新たな価値を創造できる人材の育成に必要な教育は何か。その問いを追究し続け、長年の知見と実践を体系化したのが日本工業大学の実工学教育です。
そんな実工学教育を全学的に推し進めています。工学が自らの感覚となるまで、大学の4年間で着実に学べます。
日本工業大学独自のデュアルシステムは、1学年から実験・実習・製図などをスタートし、技術と理論を併せて学ぶスタイルです。早くから技術と理論、その両方を学ぶことで、工学への興味を高め、ものづくりの実践的な力を伸ばします。ものづくりで直面した課題や疑問は、理論への理解を深化させます。挑戦と試行錯誤を繰り返しながら、実感の伴う学びを重視しています。
技術のプロになるためには、基礎的な学力と素養を身につけることが重要です。そこで本学では工学基礎教育として、基礎学力を向上させる「理数・語学リテラシー」と、ものづくりの基本を体験的に学ぶ「ものづくりリテラシー」という2種類のプログラムを用意しています。理数・語学系科目は、入学時のプレースメント(クラス分け)テストの結果をもとに、一人ひとりの学力に合わせた科目からスタート。1年を4期に分けたクォーター制を導入し、週2回の授業で段階的に学びながら、着実に基礎学力を身につけます。
新しい教育・研究施設
右上 2018年12月に竣工した多目的講義棟「ラーニング・キューブ」。地上7階建の校舎は日本工大の新たなランドマークです。
右下 2019年夏に竣工した応用化学棟。1階には最先端の分析機器、合成装置を備えるオープン研究スペースや化学実験室を完備。
生きた教材を通して学べる環境
日本工大のキャンパス内には、教員が設計した建物や、文化的・歴史的にも価値のある工作機械などを収蔵した博物館があります。ものづくりの感性を育む、生きた教材が身近にあります。
自分の興味・関心に合わせて参加できる工房スタイルのプロジェクト型科目。授業で学んだ工学の知識や技術を活かして、個人やチームで本格的なものづくりにチャレンジできます。ものづくりへの挑戦をサポートします。
日本工大では社会に新たな価値を創造するための研究が活発に行われています。2017年度には文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」に「次世代動力源としての全固体電池技術の開発と応用」が採択されました。
サステイナブルをめざし、キャンパスをまるごとエコ・ミュージアム化。学生のみならず、地域住民を巻き込んだ環境教育を実践しています。また、共通教育科目にも環境系科目を設置。この他、省エネ・CO₂排出削減効果などが認められ、2019年サステイナブルキャンパス評価(ASSC)で「プラチナ」を認証されました。学生による環境推進活動では「令和元年度彩の国埼玉環境大賞」で学生環境推進委員会が「優秀賞」を受賞しました。
日本工大では、国や地方自治体などの奨学金のほかに、本学独自の奨学金を多数用意しています。充実した経済的サポートで学生の学ぶ意欲を支えるとともに、安心して学べる環境と、将来の可能性を広げる支援を行っています。
キッチン&カフェ トレビ
六角形の屋根がスタイリッシュな建物で、開放的なテラス席が目印。パスタ(380円~)やドリア(350円~)などのイタリアンが絶品です。
レストラン アルテリーベ
モーニングからランチ、ティータイムまで豊富なメニューがそろっています。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと食事やお茶が楽しめます。
スチューデントホール
授業の合間、ランチタイムなどに多くの学生が集まる憩いの場です。さまざまな種類のカレー(270円〜)が味わえるのが魅力です。