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NO.31 明るいだけが、快適じゃない! 人も地球環境も健やかになる持続可能な「建築光環境」を創造する

NITトレインラボ 2021.12.01

建築学部 建築学科 生活環境デザインコース
建築光環境研究室
伊藤大輔 准教授

■研究概要

本研究室では、人にやさしく更に地球環境にやさしい持続可能な「建築光環境」について研究を行っています。 主なテーマとして「昼光(自然光)利用による省エネルギーと視的快適性の向上」や「建築光環境の評価」があります。 昼光は天候や太陽位置によって大きく変化しますので何も考えずに入れてしまうと人にとって不快な空間となってしまいます。昼光を上手に取り入れるためには、その特徴をしっかり把握しコントロールする必要があります。私の研究室では上手に昼光を取り入れることによって人工照明のエネルギーを削減するとともに在室者にとって快適で健康につながる光環境を目指して研究を行っています。

■省エネだけではない人にとって快適な昼光導入手法の開発

人工照明エネルギーを削減のために昼光を導入しますが、何も考えずに昼光をいれてしまうとその変化による不快感や不快なグレア(まぶしさ)の原因となってしまいます。そうならないために太陽位置や天候などを考え上手に取り入れる必要があります。本研究室では省エネルギーと在室者の快適性を両立するための研究をしています。一例としてブラインドメーカーと共同開発ししたライトシェルフブラインドがあります。これは上部を室内側に傾けることによって積極的に昼光を取り入れ。下部は在室者の不快にならないように個別にコントロールすることができます。このような昼光導入装置を測光量(明るさを数値化したもの)を用いて定量的に評価をしています。

(左)ライトシェルフブラインド (右)室内の輝度(明るさ)分布

■建築の光環境調査

建築光環境の価値観の多様性を見出すために名建築等の光環境調査を行っています。近年、名建築といわれる建築物でも取り壊される事例が多くあります。その建築の光環境は当時の写真等で不確かな情報しか得ることができません。そうならないために名建築等の光環境をデータとして残すことをスタートしました。図は埼玉県庁の近くにある埼玉会館の調査事例です。

(左)埼玉会館 (右)埼玉会館ホール

(左)ホールの輝度分布 (右)ホールの照度分布

■快適な建築光環境を創造するために

近年、LEDが普及し建築光環境は大きく変化しています。そのLEDをどのように使うことができるのか、これまでの価値観に捉われず新しい建築光環境を創造するために被験者実験を行っています。実験結果をもとに人に寄り添った建築光環境を目指しています。

▶ 生活環境デザインコースの紹介 ▶ 伊藤大輔 准教授

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