NO.38 人にも街にも優しい建築物を目指して建築構造が持つ”接合部“の挙動に着目!
建築学部 建築学科 建築コース
鋼構造/構造設計研究室
上田 学 准教授
■鋼構造接合部の合理的な設計手法
安全で合理的な鋼構造建築を設計するには、鋼材の力学的特性と部材や架構の力学的挙動を把握するとともに、接合部の性能に対する検証が重要です。特に、鋼材の特性を十分に活用するラーメン構造では、柱梁接合部の性能が耐震性に大きな影響を及ぼします本研究室では、有限要素数値解析や実大実験による弾塑性挙動の把握と、設計式や設計フローの理論的な展開を行っています。
■最適化手法を用いた構造計画
建築の構造設計では、様々な与条件-例えば、形態や建築計画、敷地や荷重条件、経済的条件等の複数の条件-を満足する解の中から、設計者が工学的判断や経験をもとに試行錯誤の上、最終解を決定します。こうした従来の構造設計方法に比べて、より合理的な解を視覚的に提示できる設計支援システムの構築を目的として、最適化手法を用いた構造計画に関する研究を進めています。
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