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NO.25 ビッグデータから、一体何が見通せる? IoTシステムを駆使して、 未来の便利を生み出す!

NITトレインラボ 2021.06.01

先進工学部 データサイエンス学科 ワイヤレスネットワーク研究室 高瀬 浩史 教授

■IoT

IoTとは、Internet of Thingsの頭文字を取った言葉で、「モノのインターネット」という意味です。このIoTはセンサと通信機能を持ったモノがネットワークに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みとして注目を浴びています。IoTは無線通信技術やセンサ技術、ネットワーク技術の融合で実現できます。そして、ソサエティー5.0と呼ばれる未来社会を実現するためのキーテクノロジーのひとつとして期待されています。

■IoTとビッグデータ

IoTの仕組みを利用することにより、センサを通じて様々な情報やデータを収集することができます。収集したデータはクラウドサーバに蓄積されます。収集された大量のデータはビッグデータとして扱われ、データの可視化や統計解析、機械学習などにより分析することで発見や予測を行うことが可能になります。


■新しいIoTシステムの提案

私の研究室では、IoTを活用した新しいシステムを提案し、開発を行っています。学生と一緒にアイディアを考え、ディスカッションを重ねながらシステムを考えていきます。そして、IoTデバイスの開発や人工知能によるデータ分析に取り組んでいます。

【画像1】は、IoTによる屋内環境モニタリングシステムのプロトタイプで、室内の温度や湿度、CO2濃度などを測定し、基準値を超えたら警告表示やLINEで通知する機能があります。

【画像2】は、ディープラーニングと呼ばれるAI技術を使った植物の種類を判別するシステムの概要を示したものです。スマートフォンで撮影した植物の名前を知ることができます。同様の技術を使って農作物の病気や害虫などを判別するシステムの開発にも取り組んでいます。  最近では、看護・介護における見守りやケアサービスを支援するIoTシステムにも取り組んでいます。
 ▶ データサイエンス学科の紹介 ▶ 高瀬浩史教授の紹介

TRAIN LABO NO.25 PDF
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