電子情報メディア工学専攻の黒澤達也さんが「コミュニケーションクオリティ研究会学生優秀発表賞」を受賞
電子情報メディア工学専攻 博士前期課程1年(平栗研究室)の黒澤達也さんが5月14日、電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会において「コミュニケーションクオリティ研究会学生優秀発表賞」を受賞しました。受賞した研究テーマは「受粉のためのドローンを用いたエピデミック通信」です。
近年、スマート農業と呼ばれるロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・人手不足の解消を目的とした新たな農業が注目されています。平栗研究室では、ミツバチなどによって行われている作物の受粉の代わりに複数台の群れで飛行するドローンで実現する研究プロジェクトを進めており、本研究では、ドローンは受粉可能な花の情報などを外部ネットワークに送るために、エピデミック(感染)通信と呼ばれる特殊な手法を用いています。この手法が、ハウス内で栽培するトマトなどの受粉に最適な方法として、またロボット(ドローン)間で情報を共有する新しい方法として評価されました。
受賞に際し黒澤さんは、「学生優秀発表賞という名誉ある賞を頂き大変うれしく存じます。この受賞は、指導してくださる平栗教授をはじめとする学内外の先生方や平栗研究室の皆様のお陰です。今後もこの賞に恥じぬよう、より一層研究に励み多くの研究成果を発表できるように精進して参ります。」とコメントしています。
【参考】
◆コミュニケーションクオリティ研究会
https://www.ieice.org/cs/cq/jpn/
◆研究室紹介(無線伝送メディア研究室・平栗健史教授)
https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab2/transmission_media