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機械システム工学専攻の堀圭佑さんが日本塑性加工学会の優秀論文講演奨励賞を受賞

活躍する学生たち 2022.01.29

機械システム工学専攻博士前期課程2年(古閑研究室)の堀圭佑さんが12月27日、日本塑性加工学会の第72回塑性加工連合講演会において、優秀論文講演奨励賞を受賞しました。受賞論文名は「ダイヤモンドコーテッド工具によるステンレス鋼板の深絞り加工」。

「深絞り加工」は金属板成形法の1種で、1枚の金属板を金型で挟み込み、圧力をかけて指定の高さに成形する方法です。本研究では、低環境負荷の潤滑油を用いてダイヤモンドコーテッド工具によるステンレス鋼板の連続深絞り実験を行い、磨き加工必須の工具でも無加工で実用上問題なく成形できることを明らかにしました。 ステンレスなどの難加工材は未だに高環境負荷の塩素系潤滑油を用いて成形されていますが、これが近年問題視されており、使用規制が始まっています。本研究の加工法を用いれば、環境負荷を大幅に低減させながら、塩素系潤滑油を用いた場合と同様の成形を行うことが可能となります。

受賞に際し堀さんは「今回の受賞には大変驚きました。大学院まで続けてきた研究成果が評価され、感激しています。協力していただいた企業や研究室の仲間、そして何より古閑教授に感謝しています。社会人になってもこの気持ちを忘れず、研究や開発に尽力していきたい」とコメントしています。

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