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電気電子通信工学科の新井大貴さんが第4回電気設備学会学生研究発表会「学生研究発表会準優秀賞」を受賞

活躍する学生たち 2023.03.19

1月12日、電気電子通信工学科4年(上野研究室)の新井大貴さんが、電気設備学会 第4回電気設備学会学生研究発表会において「学生研究発表会準優秀賞」を受賞しました。
 受賞研究名は「銅シリンダのスリップリングシステムにおける二硫化モリブデンショット処理の効果」です。

 摺動面に固体潤滑剤である二硫化モリブデンをコーティングした場合、コーティングなしと比較して接触電気抵抗と摩擦係数が低減することが分かりました。また、現在のコーティング方法の場合、潤滑性能は100分間程度継続できることが明らかになり、このことから、低抵抗、低摩擦の摺動接触通電が期待できると高く評価されました。

 摺動部では、電気機器の長時間の稼働によって材料が摩耗してしまうだけでなく、潤滑性が悪い場合、電気的ノイズが発生します。そのため、安定した電力供給が困難になり、周辺機器の誤作動の原因となり、システム全体の破壊に繋がってしまいます。この研究成果により、以上のことを防止することができるだけでなく、電気機器の寿命を長くすることに貢献できると想定されます。 新井さんは今回の受賞に際し、「この賞を受賞することができたのは、私一人の力ではなく、ご指導ご鞭撻を賜りました本学上野貴博教授、元工学院大学准教授渡辺克忠様、共に研究を進めた加藤雅哉さんのお陰だと実感しています。」と述べています。

新井さんの今後の活躍に期待しています。

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