「令和5年度 非線形ワークショップ夏の大会」において、電子情報メディア工学専攻・電気電子通信工学科（木村研究室）に所属する学生2名が「最優秀発表賞」「優秀発表賞」をそれぞれ受賞しました。
受賞者名および受賞研究詳細については以下の通りです。

◆最優秀発表賞◆
【受賞者名】 電子情報メディア工学専攻博士前期課程1年　稲葉賢駿さん
【受賞研究名】 道路網に対するシミュレータを用いたカオスニューロダイナミクスによる経路制御手法の性能調査
【研究内容】 通信網においてデータの混雑を抑制する経路制御手法としてカオスニューロダイナミクスを用いた経路制御手法が提案されています。この手法が道路網に対しても有効であるのか調査を行いました。調査結果より道路網においても混雑の緩和に有効な手法であることを確認しました。 将来的にこのシステムを使うことができれば、世界的な社会問題の一つである交通渋滞の緩和や解消につながる方法の一つになり得ます。
 【受賞者のコメント】 最優秀発表賞という名誉ある賞を受賞することができ、大変嬉しく思っております。このような賞を受賞できたのは自分だけの力ではなく、指導して下さった木村先生や研究室の先輩方あってのものだと思っております。今回の受賞を励みとし、今後も研究に邁進していきます。

 ◆優秀発表賞◆
【受賞者名】 電気電子通信工学科4年　小竹望未さん
【受賞研究名】 巡回セールスマン問題に対して適応的フェロモン蒸発を用いたAnt Colony Optimizationの性能評価
【研究内容】 巡回路の最短距離を求めるために、アリの動きを模倣したAnt Colony Optimizationが提案されています。この手法に対して、適応的フェロモン蒸発という手法を導入し、その性能を調査しました。 物流や交通などの巡回路の最短距離を求めることによって、作業時間や人件費削減などのコスト削減が期待されます。
【受賞者のコメント】 今回、このような賞をいただけたこと、大変嬉しく思います。指導してくださった木村先生には感謝しかありません。今後もより研究について理解を深め、研究成果を出せるように尽力していきます。

 稲葉さん、小竹さんの今後の活躍を期待しています。

【参考】
◆非線形ワークショップ（外部サイト）
 http://nlds.ms.kagu.tus.ac.jp/NLB/index.html
◆研究室紹介（エネルギーエレクトロニクス研究室・木村 貴幸 准教授）
 https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab1/energy