電子情報メディア工学専攻博士前期課程1年（伊藤研究室）の長谷川太悟さん（京都府立宮津高等学校出身）が10月5日、電子情報通信学会 ネットワークシステム研究会において「はじめての研究会講演奨励賞」を受賞しました。
受賞講演名は「受粉ドローンを用いた群知能アルゴリズムによる花探索のための評価空間構築手法の提案」です。

 本研究では、生物の代替として小型ドローンにより受粉作業を行うシステムを検討しています。
ミニトマト栽培における受粉は通常、ハチによる花粉の運搬で行われます。そのため、ドローンが高精度に受粉対象の花を発見できるかが生産性向上のカギとなりますが、群知能アルゴリズムによりドローンを制御することで、高い精度で花を発見できることに成功しました。ドローンを活用したスマート農業システム全般への応用が期待できる点が評価されました。

このシステムを活用することで、実の生産効率向上などの効果が期待できます。

受賞に際し長谷川さんは「この度ははじめての研究会講演奨励賞を頂き、誠に光栄に思います。ご教授していただいた担当教授のおかげで受賞でき、感謝しています。今後より一層研究に励んでいきます。」とコメントしています。

【参考】
◆電子情報通信学会 ネットワークシステム研究会 はじめての研究会講演奨励賞・優秀賞
https://www.ieice.org/cs/ns/jpn/hazimete-awards.html
◆データサイエンス学科　インテリジェントシステム研究室（伊藤研究室）
https://www.nit.ac.jp/department/science/lab/lab2/info_communication