電子情報メディア工学専攻・電気電子通信工学科の学生が3月、「第27回 電気学会東京支部埼玉支所研究発表会　優秀論文発表賞」及び「電気学会東京支部 電気学術奨励賞」・「電気学会東京支部 電気学術女性活動奨励賞」を受賞しました。受賞者は以下の通りです。

第27回 電気学会東京支部埼玉支所研究発表会　優秀論文発表賞
 【受賞者名】電子情報メディア工学専攻博士前期課程2年　木村 圭吾さん（高瀬研究室）
 【受賞日】3月5日
 【受賞論文題目】量子アニーリングによる幅広2値符号の探索法の提案
 【評価された点】レーダの性能向上技術であるパルス圧縮では位相変調用符号が用いられます。その一種である幅広2値符号が量子アニーリングにより探索できることを示しました。量子アニーリングを用いることで、将来的には従来の探索法よりも効率的に符号を見つけることができ、従来符号より性能の良い符号が短時間で見つかることが期待できるとして評価されました。
 【コメント】研究が評価されて嬉しい気持ちです。今後は更に実験を重ねて、計算速度を向上させたいです。

【受賞者名】電気電子通信工学科４年　大永 歩紀さん（清水研究室）
 【受賞日】3月5日
 【受賞論文題目】小型ドローンを用いた人工授粉のための花粉噴射装置の検討
 【評価された点】従来の人工授粉における農家の負担増や多くの花粉を要すという課題に対し、小型ドローンに高電圧電源および花粉噴射装置を搭載し、受粉可能な花まで自律飛行し、花粉を噴射するシステムの試作を行いました。これにより、省力でかつ花粉使用量の抑制が期待されます。
 【コメント】今回取り組んだ研究成果は、私だけでなく多くの方々の協力のお陰だと感じています。大学院進学後も本研究で培った技術の深化をしていきます。

電気学会東京支部　電気学術奨励賞
 【受賞者名】電気電子通信工学科４年　青山　幸瑶さん（平栗研究室）
 【受賞日】3月31日 【評価された点】東京支部学生員として研究・学業に精励し、電気電子通信工学科の卒業研究において最も優秀な研究成果を収めたことが評価され、今回の受賞となりました。
 【コメント】電気学術奨励賞を賜り、大変光栄に感じております。指導いただきました平栗教授、学内外の先生方、企業の方に深く感謝申し上げます。私の研究テーマは、総務省の国プロなどの受託研究にも関連しており、将来は最新技術の発展だけでなく、社会への貢献も見据えて今後も取り組んでいく所存です。

【参考】
 ◆一般社団法人　電気学会ホームページ
　 https://www.iee.jp/event/list/
 ◆電気学会東京支部埼玉支所ホームページ
　 http://www2.iee.or.jp/~iee-saitama/