電子情報メディア工学専攻の学生が「学生優秀発表賞」を受賞
電子情報メディア工学専攻博士前期課程1年(平栗研究室)の青山幸瑶さんが5月17日、電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会の「学生優秀発表賞」を受賞しました。受賞論文名は「ドローン通信を用いた異メディア間接続の評価」です。
5Gの次世代通信方式に位置づけられるBeyond 5G/6Gの技術において、ドローンが無線局となり、飛行中に5GやWi-Fiのアンテナとシームレスに通信を行うシステムについて、メタバースのような仮想空間で解析を行いました。仮想空間で、現実の運用環境を想定した評価を行ったことで、実際にドローンを飛行することなく通信を再現できる点が評価されました。また、本研究は当該研究室で取り組む国プロの総務省SCOPE(JP215004001)における研究成果の一部として発表をしました。
この研究が進むことで、災害時や山間部など、電波が届かずに困っている人に向けて電波環境を提供することができます。
受賞に際し青山さんは「学生優秀発表賞という光栄な賞を頂き、大変嬉しく思っております。 指導してくださった平栗教授、学内外の先生方、企業の方に大変感謝しております。この度の受賞を励みに、今後も精進して参りたいと思います」と述べています。
【参考】
◆コミュニケーションクオリティ研究会 学生優秀発表賞 受賞者一覧
https://www.ieice.org/cs/cq/jpn/award/student.html
◆研究室紹介(無線伝送メディア研究室・平栗健史教授)
https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab2/transmission_media