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「データサイエンス」を学ぶメリットとは? 先輩に聞いたリアルな実感

学生VOICE 2026.09.04

「データサイエンス」という“新しい学問”を選んだ理由とは?

今回お話をうかがったのは、日本工業大学 先進工学部データサイエンス学科4年の林さん。実際に学んだからこそ感じるデータサイエンスの魅力や、日本工業大学ならではの“つくりながら学ぶ”カリキュラムについて、聴いてみました。

――高校時代はどのような進路を考えていましたか。
もともとパソコンをさわるのは好きでしたが、高校時代までは本当に一般的なパソコンスキルしかない状態でした。ただ、プログラミングには興味があり、当時はAIが注目されはじめていた時期でもあったので、AIや機械学習について学んでみたいと思っていました。そこで情報系の大学を探していたところ、日本工業大学の「データサイエンス学科」を知り、興味をもちました。

――4年前は今ほど「データサイエンス」が一般的ではなかったと思いますが、あえて「データサイエンス学科」を選んだ理由は何でしたか。
その頃、さまざまな大学に「データサイエンス学科」が新設されていました。卒業生もいない新学科の大学ばかりで、「ブームに踊らされているのではないか」という不安は、少しありました。ただ、日本工業大学はもともと「情報メディア工学科」でデータサイエンスを学ぶことができ、その学科から分離して、データ分析や経営システムに特化した学科が新設されたということで、しっかりとした学びの基盤があると感じました。メディア系の分野より、データサイエンスの知識やAI・機械学習といった分野に加え、バックエンドエンジニア(システムの処理やデータ管理などを担当するエンジニア)のスキルを身につけられる点も、私の希望に合っていました。基礎から始めて、学年が上がるにつれて専門性を深めていくカリキュラムも、私にとって魅力的でした。

「知る」だけでは終わらない。実践のなかで学ぶおもしろさ

――進路の決め手になったポイントを教えてください。
いちばんの決め手は、オープンキャンパスに参加した際、先生方にとても親身に相談にのってもらったことです。学問の魅力や将来性も分かり、とてもワクワクすることができました。見学の際に対応してもらった先輩学生の「この大学に入ってよかった」という話も印象的でした。
ほかにも、実際に手を動かして学ぶ「実工学」という理念が、自分の価値観と一致していて、しっかりと理論とスキルの両方を身につけることができることも理由のひとつです。実際に入学してみると、授業の約半分が演習や実習で、友だちと試行錯誤しながら攻略してきました。社会に出てからも役立ちそうな多くの経験を積むことができています。
また、基礎学力への不安を補う学修支援センターや英語学習サポートセンターで手厚く勉強をサポートしてくれるところや、さまざまな参考書があるLCセンター(図書館)など、これらの施設が無料で利用できるのも魅力です。私は、大学とは学費を払って学びを得られるサブスクだと考えているため、入学後は本当によく利用しています。

――これまで受けた授業や実習のなかで、特に印象に残っているものを教えてください。
ヒントも何もない状態で課題を与えられ、自分で答えを導き出していく「反転授業」という方式で行われた「情報セキュリティ応用」です。先生からコンピュータウイルスを模したデータが渡され、それが一体何なのか解明していくのですが、授業中に正解へたどり着けなくても、その後、根気強く解き明かしていけば評価してもらえる点が印象に残っています。
また、授業でゲームづくりをしたとき、チームに分かれて作業を進めたのですが、完成したものにはそれぞれ特徴がありました。たとえば私たち女子チームの作品は、いちばんビジュアルにこだわった仕上がりになっていて、さまざまな価値観にふれながらものづくりができるのが、とてもおもしろいと思いました。


情報を見極める力が、未来の武器になる

――データサイエンスのどんな部分が「おもしろい」と感じますか。
医療や教育、経済、工学、農業など、幅広い分野の課題解決に活用できるところです。
また、データサイエンスといえば数字からデータの傾向を見るものと思っていましたが、文字を用いる「テキストマイニング」という手法もあります。たとえば、旅館の口コミで「掃除」と「いまいち」が多く使われていれば、旅館は清掃のスタッフを増やして作業の質を高めるという対策を立てるといったように、何千件もの口コミから必要な情報だけを読み取れるのは、とてもおもしろいと思いました。

――データサイエンスのおもしろさを感じる一方で、学びを通じて身についた力はありますか。
数字やグラフを見たとき、すぐに信じ込まず、改めて内容を確認しようとするネットリテラシーが身についたことです。
また、研究を進めるなかでも、要因やエビデンス、データ自体の信頼性まで、ひとつの情報を多角的な視点から確認する習慣がつきました。卒業後には、ITや金融にかかわる企業への就職が決まっていますが、データサイエンスを学ぶことで得られたこうしたスキルは、必ず役立ってくれると思います。

――最後に、これから進路を考える高校生へメッセージをお願いします。
データサイエンスや情報系の分野は将来幅広い業界のエンジニア職を目指すことができます。また、エンジニア系の職種はテレワークなど柔軟な働き方が可能な職種が多く、将来のワークライフバランスも優れている傾向にあると言われていて、女子生徒にも実はおすすめの学科です。この大学も女子の入学者が年々増えています。
「数学が苦手」「高校で文系を選択してしまった」という理由で工学系進路の選択肢を狭めてしまう前に、まずは興味を持った分野を調べてみてください。きっとあなたの興味に合う工学分野が見つかります。

進路選びに迷ったら、情報を集め自分の目で判断することが大切です。特にオープンキャンパスで先生や先輩から直接話を聞いてみることをおすすめします。そして、最後に信じるべきは自分の直感。「どの選択をしても納得できるよう全力を尽くそう」という気持ちで、自分だけの未来を見つけてください。



おわりに

最先端の学びに興味がある人はもちろん、理系を生かした進路を選びたい人にとって、データサイエンスを学ぶことで身につく「情報を読み解く力」や「多角的に考える力」は、将来どのような分野に進んだとしても役立つはずです。日本工業大学ではオープンキャンパスを随時開催しています。詳しい情報に関しては、下記のウェブサイトに最新情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

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