電子情報通信学会コミュニケーションシステム研究会において「学生セッション優秀発表賞」を受賞
2021年7月16日、電気電子通信工学科4年(平栗研究室)の杉山巧実さんが、電子情報通信学会コミュニケーションシステム研究会の「学生セッション優秀発表賞」を受賞しました。この賞は22名の学生の発表から2名の優秀な発表が選出されるものです。杉山さんの受賞論文名は「ドローンを用いた大規模メッシュネットワーク構成方法の検討」です。平栗研究室では、ドローンが無線中継局となり空中に大規模な通信ネットワークを構築する研究プロジェクトを進めています。このドローン通信の研究ではいくつかの研究課題が挙げられており、そのひとつに、これまで地上で使われていた通信技術が空中で使われることによる空中通信ならではの問題があります。空中には地上のような建物や障害物がないため、想像以上に電波が広がり、通信できるエリアが広がる半面、想定外の電波干渉が生じます。本研究発表では、この問題を解決するための方法を提案しました。その方法は、計算上だけの設計だけでなく、実際にドローンを飛行させて通信することを見据えた技術であることから、実現性において高く評価されました。